2学期終了 よいお年をお迎えください!
85日間の2学期が本日で終了しました。終業式では、1年生の圭吾君が、児童代表あいさつをしっかり暗記して発表しました。
2学期がんばったこと 1年 たけだけいご
ぼくは、2がっきがんばったことが2つあります。
1つ目は,水えいきろくかいです。25mのせおよぎにちょうせんしました。からだがしずまないように、おなかをあげて、たくさんれんしゅうしました。きろくかいでは、とちゅうで足もつかず、さいごまでおよぎきることができました。らい年は、50mのクロールにちょうせんしたいです。
2つめは、がくしゅうはっぴょうかいです。おきゃくさんがたくさんいて、きんっちょうしましたが、一生けんめいれんしゅうしたので、いつもどおりやることができました。大きなこえでセリフをいったり、えんぎをしたり、うたったりしました。みんなとこころを一つにしてがんばりました。
うれしかったこともありました。あたらしいともだちができたことです。2がっきに、とうきょうからてんこうしてきた大しま天まくんです。いつもニコニコしておもしろい天まくんが大すきです。
3がっきは、大すきなスキーじゅぎょうもあるので、みんなのお手本にな
れるようがんばります。1年生のまとめのべんきょうをしっかりして、2年生になりたいです。
2学期終業式 式辞より 校 長
おはようございます。2017年も残すところ7日となりました。85日間の2学期でしたが,皆さんにとってどんな学期だったでしょうか。一人一人に聞けば、「楽しかった」「いっぱい遊んだ」「算数の勉強をがんばった」「達成感のある学期だった」など、それぞれの答えがたくさん返ってきそうでね。
さて、2学期の始業式で、私は皆さんに、今学期がんばってほしい3つのことをお話ししました。1つ目は、「根気強く考えて授業に臨んでほしい」。 2つ目は、「あいさつの和を地域に広げてほしい」。 3つ目は、「いつも挑戦する心をもってほしい」。あらためてこんな話をすると、「すっかり忘れていたよ。」と振り返る人も多いと思いますが、私は、この3つのことについて、「みんなしっかりがんばってくれたな。」という印象を持っています。
特に1つ目の「根気強く考える」という点だけに絞ってお話をしますが、授業の中で自分の「考え」をしっかりもって,お友達と自分の考えを交流させたり、教え合ったりという場面をたくさん見つけることができました。しかも、思いつきやひらめきだけでなく、「本当にこれでいいのだろうか。」、「隣と人とどこがちがうのだろうか。」と「集中して」考えている人がたくさんいたのです。この、「集中して」「深く考える」という態度を3学期もしっかり続けて、身につけてほしいと思います。
「集中して」とか「深く考えて」ということから、少し話を広げますが、今年9月の陸上競技大会で、100m走で凄い記録が生まれたニュースを知っていますか? 東洋大学の桐生祥秀選手が、日本人の念願だった10秒の壁を破る、9秒98というとてつもない記録を樹立したのです。桐生選手は、普通の人から比べたら、もちろん足が速い方でしたが、小,中学校の運動会ではいつも2番手で、日本記録を更新するような選手では決してなかったそうです。
では、どうして桐生選手は、急に100m走の記録を伸ばすことができたのでしょうか。彼は、レースの後のインタビューでこんなことを言っています。
「高校時代から、コーチの練習メニューに従って血のにじむような練習を重ねてきたが、何年経っても10秒の壁を破ることはできなかった。」ところが「コーチの立てた練習メニューに頼ることなく、自分で考えて練習するようになって、急に自分の中に集中力がわき上がってきて、記録が伸び始めた。」と、このように言っているのです。「しっかり考える」ことで課題が見え、目標が明らかになったことで、練習の時の集中力が大きく高まったとも付け加えています。
この桐生選手の話は、単にスポーツ選手の話ということだけではなく,私たちの生活にも、大変参考になる話だと思います。「深く考える」ことで「集中力が増し」大きな学習成果をあげることができるのです。
もう直ぐ2018年がやってきます。干支は戌年。戌年には「勤勉で努力家」という意味があるそうです。桐生選手のように一人一人が小さな努力を積み重ね、大きく成長できる年となるよう期待しています。それでは、これで2学期終業式のお話を終わりまる。よいお年をお迎えください。