たくまっ子広場

授業研究会 ~4年1組・6年1組~

ずいぶん寒くなりましたが、子どもは風の子、半袖、短パンで元気いっぱい生活しています。さて、今日は4年1組と6年1組で授業研究会が行われました。

<4年1組 理科 ものの温度と体積  衣袋教諭>

空気を温めると気体はどのように変化するのか。日常生活の中でしばしば経験する現象ですが、気体の膨張や収縮という概念が未熟な4年生にとってはイメージ化しにくく、実験のように体験を通して真実を学ぶ学習の大切さをあらためて感じます。

ペットボトル内の空気をお湯に入れて温めると、スポンジの栓が勢いよく飛び出したり、口元に張った石けん水の膜が大きく膨らんだりする現象を直に体験し、さらにはグループ毎に話し合う活動を通して、「温められた空気(気体)は体積を大きくする」という知識に気づく下地づくりとなりました。

<6年1組 社会 明治の国づくりを進めた人々 菊地教頭>

欧米の文化を取り入れながら近代国家へ生まれ変わろうとする我が国の激動の様子を、大久保利通、板垣退助、伊藤博文など、当時のリーダーとして活躍した人物の功績から学ぶ歴史学習です。今日は自由民権運動の礎を築いた板垣退助にスポットを当てながら、明治政府の弾圧をはねのけて言論の自由を勝ち取り、多くの民衆の力を味方に国会開設へとつなげた様子を、教科書や参考資料をもとに学んでいきました。

争いを解決する手段として当然のこととして用いられた武力衝突や制圧は、民主国家となった現在は非民主的なこととして否定されますが、近代国家の黎明期にあった明治時代において、暴力を否定し言論の自由を訴えること、絶対権力をもつ政府を民衆が動かしていくことがいかに困難な道であったかを学ぶことができました。

    img_3965空気を温めるとその気体はどうなるの?

 

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自由民権運動リーダー板垣退助の願いは・・・