たくまっ子広場

創立145周年を祝して

img_5062明治4年に「荒砥郷校」として産声をあげた本校ですが、145歳を迎えた本日、創立記念式を行いました。山形県下で、最も古い歴史を持つといわれる荒砥小学校の長い歴史に思いを巡らし、学校に感謝するに日にしたいと思います。

学校の歴史に思いを馳せる話題として、式辞の中で「校章」について触れてみました。開校こそ早いものの、校章が制定されたのは昭和38年。当時本校職員であった後藤輝夫先生が図案化したこと。校章の中央にある「琢」という文字は、明治政府の役人であった佐々木高行卿から贈られた「琢磨学校」に由来し、その語源「切磋琢磨」は、中国最古の『詩経』の中にある「骨は切り、象牙は磋(と)ぎ、玉は琢(う)ち、石は磨(みが)く」にあることを話しました。玉や石を磨くように、自らの知恵や人間性をいっそう鍛え、有用の材となるべく磨き上げてほしいと願っています。

遥かな時を経て、学校黎明期の頃とは比較にならないほど、「もの」社会は豊かになり、子どもたちを取り巻く環境もまた良くなりました。創立記念日となる今日、なに不自由なく生活できることに心から感謝し、また、歴史と伝統ある琢磨学校で学ぶことができる喜びと誇りを感じながら一日を送りたいと思います。